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2013-12-05

世界無形文化遺産「和食」と精進料理

「和食 日本人の伝統的な食文化」として、
ユネスコ無形文化遺産に登録が決まりましたね

先人たちが、大切に守り育んでくれた食文化が
世界で評価されたこと、日本人として誇りに感じます

調理技法だけでなく、自然の恵みに感謝し、
四季折々の旬もの・地ものをうまく取り入れ、
また行事食、お弁当、保存食などの
日本ならではの食文化が評価されたのでしょうね。

あまりに身近でありながら、実は奥深い和食。

タイで暮らす前は、和食を意識することも、
季節の実りに感謝する気持ちも薄かった。。
海外に出たことで日本食の素晴らしさに
改めて気づいたのでした。(遅い・・)

そして、和食の原点ともいえる精進料理。

肉・魚を食べない仏教食と思われがちですが、
身近にある季節の実りを余すことなく頂き、
忙しい仏事の際もバランスよく食べられる
一汁三菜の基本だといえます。
(懐石料理の基本とも言われています)

帰国してから和食を学ぼうと考えた時に、
シンプルでまさにこれだ!と思ったのです。

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冬に始めた精進料理教室も、
いよいよ四季をめぐって初級も大詰め。

11月のテーマは、『紅葉のうたげ』でした

 ・しめじのおばん
 ・庄内麩のお汁
 ・吹き寄せ
 ・松かさ
 ・蒸し柿


 吹き寄せは去年の紅葉時期にお昼の席でいただき、
 とっても気に入ったものだったので感激♪

 松葉やもみじ、イチョウ葉などに見立て、
 秋の庭先がひと皿に凝縮され、
 無駄な装飾や演出もなく、全て食べられるのに美しい!

 松かさ(松ぼっくり)も、豆腐と干し椎茸だけとは思えぬ
 食感と味わいに驚きでした。
 柿を蒸しておかずとして食べることも
 旬のものを飽きることなく食べる知恵なのだとか。

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 西井先生が「午前中の紅葉が素晴らしいから見てらっしゃい」
 と、生徒やアシスタントさんに勧めてくださいました。

 いつでも見られるという考え方でなく、
 今この一番素晴らしい瞬間を見ることの大切さ、
 そして、食材も一番美味しい時期に、
 美味しい食べ方をする大切さを教わっています。


素晴らしい紅葉を眺めながら、 
季節を感じ、季節を味わう大切さを、
後世にも伝えていかねば!と強く思ったのでした

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